nakahigashi-blog-20230201

五感について：守破離のその後（3/10）

「守破離」、難しい言葉ではありますが、例えばVTRやネット配信の動画などで教本のようなものがあります。

視覚に関して前回のブログで書きましたが、実は人の感覚の中で「見る（観る）」が脳内分解されて「まねる」になっていきます。一例ですが、一流選手（スポーツ）の動きを動画で見たとします。その動画では、「両腕を斜め45度、身体水平方向にあげている」などが確認でき、実はその「45度」を自分が感覚的に、正しく実現できないとまねが出来ないのです。実は角度に近くなっていると思っていても、実際は誤差が発生している、と言うことです。

昨今、VTR技術の進化により、かなり高速での動きもコマ撮りできるようになっており、その動きをまねることで一流選手の動きをコピーすることができるようになります。所謂、「VTRを観て、その通りに身体を動かせる能力」となります。

我々IBUKIでは、その感覚を一子相伝ではなく、徒弟でもなく、数字やVTRを駆使し、伝承の手段や受け渡しに使っていることがあります。

一度、皆さんも試してみてください。VTRを見てその動きを頭に描き、自分で動きを録画してみる。脳内分解が完全にクリアしていたら、一流選手の動きになっていると思います。

仕事でも同じですね。

代表取締役社長 執行役員 中東秀喜